7.       その他の注意事項

(1) 廃液容器

·           指定された廃液容器を用意する。貯留を始める前に亀裂,破損などが無いか確認する。汚れが著しいものは使用しない。汚れはできるだけ取り除く。識別カード・廃液容器番号票(バーコードシール)などが着いているか確認する。廃液容器は置場所を決めておき,むやみに移動しない。

·           廃液容器は長年使用していると劣化してくる。特に直射日光に当たると劣化は早くなる。貯留する薬品によっても劣化度合いが違ってくる。容器が硬くなっていたり,肉厚が薄くなっているものは使用を避ける。

·           万一,廃液がこぼれる場合に備えて廃液容器の下には受け皿を用意しておく。

·           使用済薬品の廃液容器への貯留にあたっては,使用した薬品を入れてよい廃液容器かを確かめる。(混合することにより爆発,激しい反応,有毒ガスの発生などの危険があるものがあるので注意する。また,混合することにより沈殿物などが生成する恐れもある)できれば実験ごとに廃液容器を区別し,シールなどで色分けしておくと間違えにくい。また濃厚なものは希釈して貯留しておくとトラブルは少なくなる。

·           容器容量の8割以下の貯留に止める。

·           貯留済の廃液容器は指定された場所に保管する。(分類,内容物によっては,消防法上の危険物などに指定されるものもある)

(2) 化学物質

·           化学物質を取り扱う場合はMSDS(化学物質安全性データシート)などで有害性や取扱い上の注意事項を確認しておく。

·           有機則,特化則などに指定された化学物質(その他の有害な物質)はドラフト内で取り扱う。

·           毒物・劇物は「国立大学法人金沢大学における毒物及び劇物の管理に係る取扱い要領」に従う。

·           ラベルなどが取れかかっているものは補修しておく。

·           保管している薬品および薬品庫には転倒防止措置をしておく。

·           薬品類は化学物質管理システムを通して使用する。

·           不必要な薬品は保管しない。

·           危険物に指定されている薬品はむやみに大量に研究室内に保管しない。(危険物保管庫などを利用する)

·           有機溶剤を使用している部屋では原則として炎が見える加熱器具などは使用しない。

·           手袋,保護めがねなどの着用を心がける。必要に応じて指定された防毒マスクを使用する。

·           部局などで決められている安全対策指針や事故など対策マニュアルなどを厳守する。

(3) 廃棄物

·           V−8「産業廃棄物の処理について」を守る。

·           特に廃棄物の収集・運搬・処分を委託する場合は前項中の「処理の委託」部分に従って行う。また,化学物質管理システムのマニフェスト管理に登録する。

·           実験に使用し,ポリ化したアクリルアミド及び培地類は産業廃棄物として処理する。(一般ごみでは出さない)

(4) 実験室の安全

·           実験室・化学物質の定期的な整理整頓など5Sの実施

5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)活動を実施する。

整理とは「必要なものと不要なものに分け,不要なものは処分(廃棄)する」ことである。

整頓とは「必要な時に必要な分をすぐ取り出せるように,必要なものを判りやすく,安全な状態で置いておく」ことである。

清掃とは「ごみ,ほこりなどを取り除き,その発生管理をする。併せて,施設,什器などの状態を点検する」ことである。

清潔とは上記の整理,整頓,清掃された状態を保つこと。

しつけとは上記のこと(整理,整頓,清掃,清潔)の励行を習慣づけることである。

·           局所排気装置

指定された化学物質を扱う場合は,原則としてドラフト内で行う。

ドラフトはその性能が発揮できるように必要な定期点検などを行う。

ドラフトには排ガス処理装置を設置する。

·           実験室と居住スペースの分離

実験室内での喫煙,飲食の禁止

有機則,特化側などに指定されている化学物質を使用する部屋には指定されている表示をしておく。

·           避難経路の確保

実験室内の通路は幅80cm以上確保する。

部屋の出入り口は2箇所以上を確保する。

廊下など通路には物を置かない。

避難経路を表示する。

·           緊急時の対応

緊急用シャワーや洗眼装置を設置し,その場所を確認する。

防毒マスク(必要とする種類のもの),手袋,防護めがねなどを常備する。

·           高圧ガスボンベなど

高圧ガスボンベの容量の合計が関係法令の規定を超えないよう注意する。むやみにガスボンベを室内に持ち込まない。

ガスボンベは必ず転倒防止対策を講じ,立てておき,転がしておかない。

·           安全教育,手順書及び記録の保管

作業手順書,操作マニュアルなどを作成,常備しておく。マニュアルなどには緊急時の対応にも触れておく。記録類は指定期間保管しておく。

安全教育を実施する。危険箇所はすぐわかるようにしておく。

·           その他

蛸足配線を禁止する。高所からの落下危険を予防する。

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